初心者のためのコーヒー豆選びのコツ
- q-matsumoto
- 9月30日
- 読了時間: 6分
「専門店でコーヒー豆を買って飲んでみたいけど、失敗したくない」
そんな風に思っていませんか?
そんなあなたのために、この記事ではコーヒー豆を選ぶコツをご紹介しています。
ぜひ記事を読んで、ご自宅でのコーヒータイムをアップデートしてください!
☕️ この記事を読んでわかること ・好みのコーヒー豆を探す前にやること ・自分好みのコーヒー豆探しのポイント |
好みのコーヒー豆を探す前にやること
自分のこだわりや好みを見つけるためにまず、「コーヒーを安定して淹れること」にチャレンジしてみてください。
1つの豆で安定した味が淹れられるようになると、
他のコーヒー豆と味を比較しやすくなります。
飲み比べやコーヒー抽出レシピを変える前にぜひ取り組んでみましょう。

まず、コーヒー豆を購入したお店の推奨レシピで淹れてみましょう。
もしわからない場合は当店のレシピ(ハンドドリップ・ホット)を試してみてください。
☕️ コーヒー抽出レシピ コーヒー豆12.5g(中挽き)/お湯200g / 温度88℃ |
「豆やお湯の量を量ったことがない…」
それは失敗のもとなので、必ず量って淹れてください。
(当店に寄せられるご相談の多くは量らないことが原因です)
好みを探すには飲み比べ!
コーヒーの好みを探るのに1番簡単な方法は飲み比べです。
好きな味のコーヒー豆を見つけたら、焙煎度やチャート、アロマ・フレーバーをチェックしましょう。
好みの豆を探す方法を順を追ってご紹介します。
まずは飲み比べてみる
2〜3種類のコーヒー豆を試すと共通点や相違点から好みを探れます。
初めての飲み比べにおすすめなのは、飲み比べセットです。
コーヒー豆専門店では大抵売られています。

もし飲み比べセットが無かったら?
その場合は試飲させてもらう、もしくは中煎りで異なる産地の豆を買ってみてください。
コーヒー豆の名前をチェックする
飲み比べで味の特徴を掴んだら、コーヒー豆の名前を見てみましょう。
コーヒー豆の名前は「産地+精製方法」で書かれているものがあります。
例えば、「◯◯ Natural(ナチュラル)」「◯◯ Washed(ウォッシュド)」「◯◯ Anaerobic(アナエロビック)」の表記はありませんか?
当店でも「イルガチェフェ G1 チュルベサ ナチュラル」「エチオピア イルガチェフェG1 チェルチェレ ウォッシュド」のような名前の豆を販売しています。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、こんな感じです。
Natural(ナチュラル) フルーティーで甘みのある風味。コーヒーチェリーをそのまま乾燥させる精製方法。 Washed(ウォッシュド) クリーンでバランスの取れた味わい。果肉を取り除いた後、発酵槽で水洗して乾燥させて精製しています。 Anaerobic(アナエロビック) 香りが特徴的です。酸素を除去した状態で発酵させることで、独特な香りに熟成されると言われています。 |
好きな豆もそうでない豆も、ぜひコーヒー豆の名前の末尾を確認してみてください。
パッケージやHPのコーヒー豆情報を確認する
次に、コーヒー豆の焙煎度やチャートをチェックしましょう。
次の画像のようなチャートを見たことはありますか?
チャートはコーヒーの味わいの要素を分解して、グラフにまとめています。
チャートを比較すると、あなたの好みのヒントが浮き彫りになります。

こんな時はどうする?ケース別おすすめのコーヒー豆
中煎りの豆を飲み比べたら、苦味が強い方が美味しく感じた
中深煎り・深煎りに挑戦してみよう!
苦味と一緒に、「コク」に着目すると面白いかもしれません。
Washedが美味しく感じた
スッキリした味わいの中深や深煎りを試そう。
他の産地のWashedはどんな味がするか、Washed縛りで比較するのもありです。
焙煎度は違っても、チャートを見ると好きなコーヒー豆は甘みが突出している
甘みに着目して、次の豆を探してみてください。
中浅煎りや浅煎りも試してみましょう。
コーヒー豆を買うのはどこでも良い?
スペシャルティコーヒーを扱う、コーヒー豆専門店が美味しいコーヒーへの近道です。
コーヒー豆の情報が明確
コーヒー豆の産地はあなたが思っているよりも多く、有名なコーヒーの産地グアテマラでも100,000以上の農園があり、グレードが分かれています。
お米を想像してみてください。
同じ品種のお米でも産地によってグレードが分かれていますし、味も土地や製法によって違ってきます。
コーヒーも全く同じです。
スペシャルティコーヒーを扱うお店のコーヒー豆は「◯◯農園で作られた◯◯(◯◯精製)」のように産地が明確に表記されています。
近隣地域でも栽培方法や収穫後の精製方法が異なると、味わいが変わります。
産地や製法を知ることで、豆が持つ個性や風味をより想像できるようになり、自分の好みの味を見つけやすくなります。
「豆の個性」を楽しめる
スーパーや輸入食料品店で売っているコーヒーは基本的にブレンドです。
「グアテマラ」「コロンビア」と国名表記のみのパッケージが多いのですが、
この場合、特定の農園の豆だけでなく、その国で生産されたさまざまな豆を組み合わせている可能性が高いです。
ブレンドするとコーヒーの風味や香りが調整され、安定した味わいになりますが、
コーヒー豆の個性が薄まってしまいます。
「コーヒーはどこで飲んでも同じ」と思われる原因はここにあります。
その点、コーヒー豆専門店の豆は農園ごとに分けて販売しているため、
豆の個性がはっきりしています。
美味しいコーヒーを飲みたいと思っている人はぜひ専門店でコーヒー豆を買ってみてください!
コーヒー豆専門店の豆で飲み比べをしてみよう
この記事の大事なポイントをまとめます。
☕️ お店の推奨レシピで安定した抽出ができるようになってから、飲み比べに挑戦しましょう ☕️ 2〜3種類の異なる産地の中煎りコーヒー豆を飲み比べて、味の共通点や違いを見つけることで、自分の好みの傾向を把握できます。 ☕️ 気に入った豆の焙煎度やフレーバーチャートをチェックし、苦味・甘み・酸味などの特徴を比較して、次に試すべき豆のヒントを見つけましょう。 ☕️ コーヒー豆専門店ならブレンドではない個性豊かな単一農園の豆を楽しめます |
ぜひ、いろいろなコーヒー豆を試して、違いを楽しんでみてください!
当店のトライアルセットで飲み比べしてみませんか?
深煎りが美味しくなってくる季節、ぜひDark Rich Selectionをお試しください!





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